ある小学生の生徒さんと一緒に、分数を勉強していた時の一場面です。
仮分数を帯分数に変換する、というのを
「なおして」と言うと混乱が。
「なおす」は意味が広すぎたようでした。
勉強している状況では、「なおす」は
「間違ったものを正しく書き直す」という意味で使われるものです。
算数の分数の計算をしていたこの場面では、
仮分数を帯分数に「かえる」と言えば伝わりました。
誰かに教えるというのは、それ以前に、
相手に伝えるというものでなければならないはず。
教えたい内容を表現する力、生徒さんから授かる貴重な財産です。