かつて,子供だった私に父はメダルを作ってくれました.
ワインやシャンパンの口をおおっている,紙みたいな金属があると思います.
あれを溶かして固めるのです.
必要な道具は
・るつぼ
・るつぼ挟み
・ガスコンロ
・耐熱皿(or 磁器製のなべじき)
です.これがるつぼです.
手順は
1、「紙のような金属」をるつぼに入れる
2、るつぼをるつぼ挟みではさんで,ガスコンロの火にかける
3、金属が十分に溶けたら火を落とす
4、るつぼを耐熱皿の上に置いて冷やす
5、冷えて固まったら取り出す
「紙のような金属」は「シール」と言って錫(すず)や鉛(なまり)でできています.錫や鉛は融点が比較的低く,家庭のガスコンロでも溶かすことができます.錫の融点は231.93℃,鉛は327.46 ℃です.ハンダはこの2つの合金なんですね.見た目は金属に見えるけど,実はプラスティックというシールもあるので,注意してください.
るつぼとるつぼ挟みはモノタロウというサイトで買うことができます.父は磁器製のるつぼを使っていました.こんな,実験室にあるようなものでも今は誰でも買えるようになったんですね.便利な時代になったものだ...
もちろん,溶けた金属は高温になるので火事や火傷には十分気をつけて下さい.また,鉛には毒性があるので,なめたりはしない方がいいでしょう.