このブログで,以前も「ほめる」ことについて取りあげました.
ではなんでもほめてあげればいいのでしょうか.
もちろん,人の気持ちというのはそう単純ではないですよね.
自己評価が低く自信を失っている人や,はたから見てよく出来ているにもかかわらず,他人からの評価を気にしやすい人の場合,特に複雑.
ポイントは二つあります.
1.表現力
「ここまちがっている」よりも
「ここはまだ練習がいる」「おしかったね」
といった具合に表現(言い方)を工夫してあげるとコミュニケーションが取りやすいようにおもいます.
2.こまかく評価
「できる」「できない」のデジタル処理はさけたほうが良いでしょう.
「ここはできてる,ここもいい,ここはおしい,ここはまだ練習がいる…」といった緻密さ.
こまかい評価が効果大です.
学習者の気持ちまで気遣うのはおっくうかもしれませんが,せっかくのマンツーマン指導で表面的な関わり方をするより,同時にお子さんの気持ち・コミュニケーション面をケアするのはごくごく自然なこと.
それに,私たち人間にあたえられた技術なのではないか…とおもえるのです.