ほめる再考,発達障害や知的障害の不安をお持ちの方も。四谷にある個別指導塾「よむかくはじく」

ほめる再考

おくればせながら本年もよろしくお願いいたします。今回は、このブログを開始した昨年春ごろによく話題にしていた、「ほめる」ことの大事さについて書き留めておきたいと思います。

ちょうど私が中学生になりたての頃に、若い体育の先生がクラス担任でした。どちらかというと内向的で運動全般を苦手としていたのを覚えています。完全に文化系でした(今はアクティブな事も楽しめるようになりました!)。

なので、その担任の先生とはなんとなく距離をとっていました。先生の方も何かしら壁を感じ取っていたのではと思います。個人面談の時にはよく、「さめてるね」「ひょうひょうとしてるね」など言われていました。(ここまで正直に言う先生というのもなかなかいないかも?)

ですが今になってふと思い出されるのが、その先生から自分が楽しく描いたものをほめられた事です。作品というのではなく、クラスの黒板に描いて遊んでいたのかなにかだったもの。先生はそれをほめてくれた、というか驚いていました。

普段クラスでは目立たない方だったので、恥ずかしくもありました。ですが、クラスメートの前でストレートに驚きをあらわしてもらえたのがなかなかほこらしかったです。「きっと分かってもらえない」と思い込んで距離をとっていた相手が、ふとしたきっかけに興味をもってくれたといううれしさもあったでしょう。

以前話題にした「承認」というテーマに通じているのでは。話はズレますが、、、これを書いていて、思春期の人間の心がどんなに繊細かという事にもあらためて気づかされました。