お子さんに対して、どのようにアプローチすればいいか悩ましいものの一つに、「おこづかい」があげられるとおもいます.
大人になってから必要な金銭感覚を身につけるには、自分でお金を使い買い物をするのが一番の方法かもしれません.(もちろん、自分でお金をかせげるようになるまでは、ですが.)
「これ買ってよ〜」
から
「○○円以内で好きな物を自分でえらんで買っていいよ」
への移行のタイミング、それがおこづかいなのです.
ちょうど二十五年ほど前になりますが、私が小学生だったころ、こうした練習の場は近所の駄菓子屋さんやスーパーでした.
一回50円ずつとか100円ずつのおこづかいの範囲内で、いかに好きな物を買うかは楽しいなやみでした.(貯金するという発想のない子どもだったもので…)
しかし、今はもう「トータルして100円で買える物をえらぶ」なんてできない環境になりつつあるようです.
小学生にとって身近な100円ショップでは、消費税を含めると100円では何も買えません.108円あれば本当にいろいろな物が買えますが.
ではコンビニはどうでしょう?やはり100円をこえる商品は多いようです.100円を出しておつりがもらえるような買い物が出来る場があれば、買い物デビューしたてのお子さんにとっていい練習になるとおもいます.
それかあるいは…
いっそのこと200円玉や250円玉をあらたにつくってもらえると200円までの買い物でつかえますね!
どんどんキャッシュレスが進む世の中ですが、実生活で数をあつかったり計算をしなくてもすむわけではないですよね.学校で算数を勉強する意味はある、のです.